2階

歴史文化展示ゾーン

(1)西洋との出会い~南蛮貿易とキリスト教~

長崎開港によって花開いた南蛮貿易やキリスト教の普及、出島の造成、朱印船貿易など、今日の長崎における歴史文化の原点を紹介します。

(2)朝鮮との交流~朝鮮通信使と対馬~

朝鮮通信使、日朝外交に活躍した雨森芳洲など、対馬藩を介して行われた日本と朝鮮半島との交流を紹介します。

(3)長崎貿易~唐船、オランダ船と行き交う商品~

オランダ船や唐船によって長崎に輸入された様々な貿易品や、出島を通して海外に輸出された貿易品などを紹介します。

(b)【映像ゾーン】長崎交流史列伝

150インチの大型マルチスクリーンで、長崎の歴史や文化を関係人物のエピソードを交えながら分かりやすく紹介します。

(4)中国との交流~唐寺と唐人屋敷~

航海安全の守護神である媽祖像や、復元された唐人屋敷模型などを通して、江戸時代の唐人貿易によってもたらされた芸術や文化を紹介します。

(5)長崎の暮らし~長崎の賑わいと町のしくみ~

貿易都市として独自の歴史と文化を育んできた長崎に今なお受け継がれる「長崎くんち」や町の仕組みなどを情景展示や実物資料などで紹介します。

(5)町屋

江戸時代の長崎の商家を復元した町屋では、長崎の絵師・川原慶賀が描いた年中行事絵を参考に、七夕、お盆、くんち、正月など、季節の行事に合わせた飾りや郷土料理の再現展示を行っています。

(6)長崎の美術工芸~交流が生んだ異国趣味~

特集展示室

長崎の歴史や文化に関する多彩なテーマを設け、当館が収蔵する資料を中心に紹介するミニ企画展を行っています。

工芸展示室

長崎の各地で作られ大いに発展した陶磁器類をはじめ、漆器・青貝細工・ガラス・べっ甲細工・金工など、ポルトガルやオランダ、中国の影響を受けた異国趣味あふれる長崎ならではの工芸品を数多く紹介しています。

(7)オランダとの交流~出島と蘭学~

ヨーロッパとの交流の窓口「出島」を通してもたらされた様々な文物・学問(蘭学)をはじめ、出島商館長やシーボルト・阿蘭陀通詞たちの活躍を紹介します。

(8)近代化の魁・長崎~長崎発、西洋の地と技~

幕末から明治にかけて日本近代化の魁となった長崎。ヒト・モノ・情報が行き交う近代長崎の魅力を実物資料や体験コーナーを通して体感できます。

長崎奉行所ゾーン

(0)靴箱

奉行所ゾーンは履物を脱いでご見学いただきますので、靴箱にお預けください。

(A)奉行所関連展示室

長崎奉行所の成立や変遷を、絵図面や出土品などを通して紹介します。長崎奉行の職務から、長崎奉行所の判決記録集「犯科帳」や、127代を数える歴代長崎奉行について学ぶことができます。

(B)キリシタン関連史料

長崎奉行の職務のひとつであったキリシタンの取締り。ここでは、キリシタンかどうかを調べる踏絵や、信者から没収したロザリオなど、かつて長崎奉行所の宗門蔵に収められていたといわれる品々(現:東京国立博物館蔵)を展示しています。
※撮影不可

(C)長崎奉行所シアター

長崎奉行所やキリシタンの歴史、明治日本の産業革命遺産など、長崎の特色ある歴史を映像で紹介しています。

(D)対面所・次之間・使者之間

出島のオランダ商館長や外国人との面会や、貿易船や運んできた積み荷を大改(検分)する際に使用された部屋を再現しています。

(E)御白洲

長崎奉行が裁判などを行う場所。縁の外に砂利を敷くなど、ほぼ全てが江戸時代の絵図をもとに復元されています。

(F)書院・書院次之間

長崎奉行の応接間にあたる部屋で、藩主などとの応対はここで行われました。縁側の厠は当時のまま再現されています。

(G)年寄詰所

長崎奉行の仕事(行政・司法・貿易など)の補佐役である町年寄(まちどしより)の詰所。長崎の町役人として町政や外交・貿易の実務を行いました。

(H)證文場・證文場次之間

奉行所内では、役人たちが日誌をつけたり、町からの届け出や奉行の命令などをまとめていました。

(I)玄関

奉行の長崎到着や江戸への出立、各藩の藩主やオランダ商館長の訪問時などに出入り・使用する表口。奉行の着任時には玄関や番所を武器で飾り付けました。
※こちらからは入場できません。

(J)式台

玄関の上り口に設けた板敷。

(K)中庭・イベント広場

イベント広場では、夏祭りやくんちの庭先回りなど、様々な企画や催事を行っています。

(L)ミュージアムレストラン 銀嶺

当館の開館時に移転オープンした長崎の老舗洋食店。アンティーク家具や絵画に彩られた店内で、長崎名物トルコライスや創業以来の伝統料理をお楽しみください。

(M)伝統工芸体験工房

長崎市伝統工芸人材育成事業において活動してきた5つの塾の塾生たちが日替わりで製作体験をサポートします。体験は要予約
【長崎銀細工・陶芸(現川焼)・長崎染・ステンドグラス・長崎刺繍】

(N)表門

長崎奉行所立山役所は、現存する絵図面の中から「長崎諸官公衙図」(文化5年/1808)をもとに、出土した遺構を利用したり、新たに組みなおして、当時あった場所に復元整備されました。

(Q)正面階段
(R)井戸

石垣、石段、および石畳は、出土した遺構をそのまま利用しています。石段の上部は新設しています。防火用ため池、側溝の上部縁石およびその下の小さな石積みや新たに積みなおしていますが、その下の大きな石積みは当時のものです。井戸の一部は敷地内の他の場所から出土した当時の物を使用しています。

(O)べっ甲/佐世保独楽(貸工房)

長崎べっ甲の製作過程を見学し、そこで作られたべっ甲製品をお求めいただけます(水曜日を除く)
毎週水曜日は長崎県佐世保市の郷土玩具「佐世保独楽」の絵付け体験ができます。

(P)陶彩 花と風(貸工房)

長崎県出身のろくろ師と絵付師が作るオリジナル商品を制作・展示販売しています。お客様のご要望に合わせたオーダー制作や、手びねり体験(要事前申込)も受け付けています。

(Z)イベントの間 立山亭

本格的な茶室と30畳の和室を設けており、茶会をはじめ、生花、着付、書道など、和のイベントにご利用いただけます。

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