長崎奉行所ゾーン

The Japanese Government of Nagasaki Zone

当館の敷地内にはかつて「長崎奉行所立山役所」があり、近世長崎の海外交流史をテーマとする博物館のシンボル的な存在として、その一部を復元整備しました。
展示室では、江戸幕府が置いた西国の拠点長崎奉行所の役割や機能、奉行所をめぐる歴史的な事件、キリシタン関係資料などを展示します。

A: 長崎奉行所関連展示

長崎奉行所立山役所のあらまし

長崎奉行所の成立や変遷を、絵図面や出土品などを通して紹介しています。

長崎奉行の職務

長崎奉行は、行政・司法・外交・貿易・軍事全般とキリシタン・密貿易の取り締まりなど、多岐にわたる職責を担っていました。その職務内容を紹介しています。

犯科帳の世界

「犯科帳」とは、長崎奉行所の判決記録集のことです。
この中から、密貿易やくんち、ペーロンなどの年中行事に際して起こった事件を取り上げ、わかりやすく紹介しています。

歴代長崎奉行

127代を数える歴代長崎奉行を紹介するとともに、遠山景晋(遠山の金さんの父)をはじめ、歴史に名を残した奉行の業績などを、在任した時代背景と照らし合わせながら紹介しています。

B: キリシタン関連資料展示

長崎奉行の職務の1つであるキリシタン取締りに用いた踏絵。
そして、宝永5年(1708)にイタリア人宣教師シドッチが所持していた親指のマリアなど、かつて長崎奉行所の宗門蔵に収められていた品々(現:東京国立博物館蔵)を展示しています。

C: 長崎奉行所シアター

84代長崎奉行の遠山左衛門尉景晋が長崎で過ごした1年や、キリシタンの歴史、長崎の産業遺産など、長崎の特色ある歴史を映像で紹介しています(全4作品)。また、毎週日曜に開催している御白洲寸劇の中から4演目の映像もご覧いただけます。

D: 長崎奉行所立山役所

書院

長崎奉行が藩主などの応接に使った部屋です。
その雰囲気を体験できるように縁側の厠にいたるまで再現しています。

対面所・次之間・使者之間

面会や控え室などのほか、貿易品の荷改め、「大改」(おおあらため・長崎奉行の検分)をする際にも使われた部屋です。生糸や反物、象牙などの輸入品を展示することで、当時の貿易の一端が垣間見られます。

御白洲

当時の絵図面や、発掘された玉砂利などから長崎奉行所立山役所の御白洲の情景を
復元整備しています。ここでは、密貿易や漂流民を取り調べる様子を寸劇により紹介します。

寸劇スケジュール
開催日   毎週日曜日のみ ※土・祝日は無し
開始時間 11:00~、13:30~、14:30~、15:30~
所要時間 20分程度
※都合により変更・中止となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

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