特集展示「島原城」

2025年2月19日(水)~4月20日(日)

昭和39年(1964)に建設された島原城(長崎県島原市)の復興天守は、いまや島原のシンボルとして広く知られるようになりました。天守の歴史は50年余りとまだ浅いのですが、修補を重ねながら維持されてきた石垣には、積み重ねられた歴史が刻まれています。島原城は今から遡ること400年、この地域を治めることになった松倉重政によって築城されました。大坂夏の陣の後に江戸幕府が、戦乱の世から脱すべく元和の一国一城令を発令した中で、新たに築城されることは全国でも数例しかなかったのですが、その希有な城の一つがこの島原城だったのです。長方形のシンプルな城郭の外観ですが、実に強固な造りであったことは、程なく一揆軍に激しく責められながらも、入口の大手門で攻撃を防ぎきったという歴史が証明しています。本展示では当館の所蔵資料から、近世の島原城のあゆみとともに、城を存続させてきた当時の島原藩という社会について触れていきます。


会 期 2025年2月19日(水)~4月20日(日)

会 場 2階特集展示室(歴史文化展示ゾーン内)

時 間 4月~11月は8:30~19:00
    12月~3月は8:30~18:00 
    ※最終入館はいずれも30分前

観覧料 常設展観覧料でご覧いただけます。
     大人630円、小中高生310円
     ※県内小中学生、長崎れきぶん友の会、キャンパスメンバーズは無料


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「島原城下之図」当館蔵

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